緊急事態宣言も解除され、今回はまん延防止も発令されないということで、サロンがある代々木公園界隈は気候も穏やかになりにぎわっています。そして、秋の結婚式も本格的に始まりました。
今回は、ちょっと遠くまで神社結婚式のお支度へ伺う「出張婚礼お支度」について。神社結婚式のご依頼の多くは、半年前ぐらいが多いかもしれません。昨年からは、コロナの影響もあり延期などもあり、通常より長い期間お客様とお打合せをする機会も多くなりました。私どもは、東京都内の神社はもちろんご依頼をいただきましたら、どこへでもお伺いしています。この週末は、山梨県小淵沢にある「身曾岐神社」の結婚式のお支度でした。お客さまのご実家のある神社で結婚式をされたいとの事で、お住まいは東京都内の方ですから衣装合わせやお打合せは東京のサロンで可能でした。最近はオンライン上でのお打合せも増え、ご来店回数を最小限にして進めることもあります。このようにお客様の状況は様々ですから、お客様ごとに合わせながら進めていきます。ご来店から当日までの流れを少しまとめてみました。
①ご来店・メール・オンラインなどでご相談
②ご希望の衣装をお聞きしてお衣装ご試着
③お衣装決定後は、挙式1か月前にヘアーメイクリハーサルを行います。当日と同じようにヘアーメイクをして衣装を合わせ小物を決定します。
④最終お打合せ 当日の進行・ご列席者様のお支度の有無や衣装のご手配 引き出物・タクシーのご手配の確認
⑤当日はお客様ご来館の30分前にスタッフ入りします。
私は着付け以外に「和婚プランナー」の業務も兼務していますので、当日までの進行表作成や業者さんへの発注などすべてを行います。ミスなく漏れなく行う作業は長年しておりますが毎回。緊張しています・・(苦笑)
このような進行の流れを終え、当日を迎える結婚式が今月から始まります!
この週末の身曾岐神社の結婚式は、お衣装・お支度で伺った結婚式でした。台風も心配され、コロナも心配されていましたが、無事に台風一過の晴天の中厳かに行われました。
南アルプスと八ヶ岳に囲まれた小淵沢にある「身曾岐神社」。この神社にある能楽殿は、テレビCMで能舞台として登場し話題を集めたスポット。また、アーティスト「ゆず」がライブを開催したり挙式を行ったことでも知られ、ファンにとっての憧れの神社としても有名です。
花嫁様は、洋髪綿帽子スタイルです。挙式前は、綿帽子を外してお写真を撮影。ヘアー飾りは白い蘭の生花をあしらい清楚で上質感があり、白無垢はアンティークの鶴の相良刺繍です。神社のイメージにぴったりな新郎新婦様。小さいころからご家族でお詣りされていた神社様なので、前日までの雨が嘘のように晴天になり、お二人の門出を神様も祝福されているように感じました。
わたしの携帯で撮影した結婚式の様子を少しアップします。
ヘアーメイクと着付け師そして私の3名で前泊してのご準備でした。ちょっぴり旅気分の温泉につかり、きれいな山の空気を存分満喫した出張婚礼お支度でした。
着付け師.jp <kitsukeshi.jp>
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