春の着付けスクールは生徒の活気があふれています

着付けスクール

真夏のような暑い5月ですね。早々にエアコンもフル活動です。4月に入学した着付けのプロコースの新入学生が、5月は同期のみなさんともコミュニケーションをとりやすくなり、スクールにも慣れてくる頃です。週一回、13時間のレッスンを受講し、必ず復習をしてくることが必須の私のレッスン。一月経過した5月はみなさんの成長が大きく目立ってくる頃でもあります。ただ、このような暑い日が続くとレッスン中の熱中症が心配です。生徒の集中力はすごくて、水分を取ることも忘れて必死にボディと向かい合っていますから。

アントワープのスクールは、入学前に全員必ず私とカウンセリングのお時間をいただき、着付けの悩みや目標、現在学べる環境にいらっしゃるかどうかなどヒアリングして、各自に最も適したコースまたは時期をご提案しています。カウンセリングを受けて全員入学しているかと言うとそうでもありません。真剣に学ぶ気持ちを持っていらっしゃるかどうかそこが一番重要で、スクール内容を説明すると「そこまで真剣に考えていなかった。」「もっと簡単に考えていた」「復習はできない」  などの理由で受講されない方もいらっしゃいますし、申し訳ございませんが、お断りする方もいます。せっかく身につけける技術ですから、一生の財産にしてほしいと思っています。いい加減な技術は財産にはなりません。邪魔なプライドだけが残ります。そのようなお話しをさせていただき、「よーし!頑張る!」と習い始めた生徒たち。毎回きらきらした目でノートを取る姿からも真剣に学ぶ姿勢が見えてきます。少人数(2名から4名)の生徒を講師2名で担当しますので、レッスン中はさぼることも出来ませんね。() ただ、3時間はあっと言う間に過ぎ、皆さん落ち込む日もあればニコニコして帰る日もあり、帰りの電車の中は頭の中がぐるぐるだとよく聞きます。5月も終わりになると、悩んでいた技術の改善も見えてきて綺麗に着付けができ始めます。自信につながればどんどん成長につながりますので私もうれしいです。

基本コースはふくら雀・文庫・立矢の帯結びを仮紐のみで仕上げていきますが、現在は、三重紐を使用した帯結びが多い中、仮紐を使用にこだわってで結んでいます。このような着付け師の基本を改めて考えてほしいと思ってのカリキュラムです。5月はこの帯結びと奮闘しながらも綺麗に仕上げていく生徒たちに自信を持っていただきたいと思っています。

着付け師.jp <kitsukeshi.jp>

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