猛暑が続く毎日です。どうぞ皆様くれぐれもご自愛くださいませ。
このような暑く外出も控えてしまう時期は、結婚式にまつわる様々なことを勉強する時間に費やしたいと思います。今回は、前回に引き続き神社結婚式に行われる儀式を一つづつ説明していきます。参進後、本殿へ入られた皆様が次に行う儀式として「修祓(しゅばつ)」があります。
【修祓の意味】
修祓とは、神社で行われる神聖な儀式の一つで、心身を清めることを目的としています。特に結婚式では、新郎新婦や参列者が神前での儀式に臨む前に清められる重要なステップです。
【修祓の儀式の流れ】
①準備
・修祓が行われる場所は通常、神社の本殿やその周辺の清浄な場所です。
・神職が神聖な装束を身にまとい、修祓の準備を整えます。
②修祓の開始
・神職が「大麻(おおぬさ)」という清めの道具を持ち、修祓の儀式を始めます。
・大麻を新郎新婦や参列者の前で振り、清めの言葉を唱えます。このとき、大麻の振り方や言葉には特別な意味があります。
③塩や酒の使用
・場合によって塩や酒を使ってさらに清めることもあります。これらのアイテムは、古くから浄化の力があるとされています。
④終了と感謝の祈り
・修祓が終わると、神職は感謝の祈りを捧げます。この祈りは、神々への感謝と新郎新婦の幸せを願うものです。
【修祓の意義】
修祓は、単に心身を清めるだけでなく、結婚式という人生の大きな節目において、これまでの人生を振り返り、新たな一歩を踏み出すための大切な儀式です。
修祓を通じて、新郎新婦はこれからの人生を清らかな心で迎えることができます。
神社結婚式における修祓は、結婚の儀式全体を通じて非常に重要な役割を果たします。この清めの儀式を通じて、新郎新婦は神聖な気持ちで結婚を迎え、これからの人生を歩むための準備を整えることができます。神社での結婚式を検討している方は、ぜひこの修祓の意義を理解し、大切にしていただきたいと思います。
着付け師.jp <kitsukeshi.jp>
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