暑い夏の8月は、外での和装結婚式はほとんど行われません。そこで、6月はジューンブライドで夏に入る前ということもあり、結婚式が多く行われる時期でもあります。通常、結婚式を終えてからお写真が出来上がるまで1ヶ月程あります。6月の結婚式の様子のお写真が出来上がってくる頃です。お写真を拝見するこの瞬間がとても楽しくて、改めて当日を思い出して感動しています。
今回ご紹介するご新婦様は、着付けスクールの元生徒さん。こだわりのアンティークの色打掛をセレクトされ、伝統的なスタイルとして、かつらに角隠を合わせて結婚式を挙げられました。
6月の神社には、写真の様に丸い輪のしめ縄が飾られています。少し、その由来についてお伝えします。
【茅の輪くぐり】読み方は「ちのわくぐり」です。茅の輪くぐりとは、神社境内に設置された茅で作れた大きな輪をくぐることにより、無病息災や厄除け、家内安全を祈願する行事のことをいいます。
茅の輪くぐりは、日本全国の多くの神社で、主に6月30日頃に行われる「大祓(おおはらえ・おおはらい)」「夏越の祓(なごしのはらえ・なごしのはらい)」という儀式の中で行われます。茅の輪をくぐることによって、生活の中で知らず知らずのうちについてしまった災いや厄を払い、健康で幸せな生活が送れるようにとの願いが込められているようです。
そのような、【茅の輪くぐり】を背景に素敵なお写真撮影を行いました。
この時期しか見られないこのシーンは思い出になりますね。
これからも、永遠の幸せをお二人にはお約束できそうですね。
着付け師.jp <kitsukeshi.jp>
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