新春の京都で出会った日本の美 〜芸子さん・舞妓さんのご挨拶回り

プライベート

年明け、京都へお参りに出かけました。静かに一年の始まりを神仏にご挨拶するつもりで訪れた京都でしたが、思いがけず心震える光景に出会うことになりました。

それは、芸子さん、舞妓さんによる新年のご挨拶回りの様子でした。

街中を歩く芸子さんは、五つ紋付きの黒留袖に、赤い小物が凛と映え、背筋の伸びた立ち姿からは、長年積み重ねてこられた品格と誇りが感じられます。一方、舞妓さんは、だらりの帯に、つまどりの華やかな姿。歩くたびに揺れる帯や衣装が、まるで生きた日本文化そのもののようでした。

周囲にはカメラを抱えた多くのファンの方々。それでも芸子さん、舞妓さんは終始落ち着いた佇まいで、笑顔を忘れず、自然体で歩いていらっしゃる姿がとても印象的でした。その余裕と美しさに、思わずこちらの背筋まで伸びるような気持ちになります。

華やかでありながら決して派手ではなく、静かな強さと、受け継がれてきた伝統の重み。改めて、日本の装いの奥深さと美しさを感じる時間でした。

婚礼の現場に立つ者として、「着物をまとう」ということは、単なる衣装ではなく、文化や想い、生き方までも表現するものなのだと、あらためて心に刻まれました。

新しい一年の始まりに、こんな素晴らしい日本の美に触れられたことに感謝しつつ、今年もまた、伝統を大切にしながら、現代に寄り添う仕事を続けていきたいと思います。

 

着付け師.jp <kitsukeshi.jp>

こちらのサイト内より、写真、映像、テキストなど全てのコンテンツの無断での複製、引用、転載を禁止します。

タイトルとURLをコピーしました